小 説 * トルマキオの饗宴 中公新書 パゾリーニの映画「サテリコン」をご覧になった方がいますか? この本が元となって居るはずです。 作者はペトロニウス、かの皇帝ネロの側近で文人。まずはシェンキヴィッチの 「クオ・ヴァイデス」をお読み下さい、この中の主人公の叔父がペトロニウス です。 * マンゾーニ家の人々 ナタリア・ギンズブルック 白水社 ¥3360 訳者は須賀敦子さん、18世紀のイタリア統一の時期のミラノ、イタリアを 代表する作家マンゾーニと彼を取り巻く家族の話です。その時代と貴族の生 活、その中で人間として同じ様な悩みを持つ姿などが須賀氏の素晴らしい文 章で翻訳されています。 * イタリア紀行 (上・中・下)ゲーテ 岩波文庫 ¥630 ご存知ゲーテの作品、森の国のドイツから太陽が燦々と煌めくイタリアへの 想い・・・ * ローマ物語(1/2) モラヴィア 集英社文庫 時代は大戦後のローマ、庶民の様々な生活模様が短編で書かれています。 昔の映画好きは、ネオリアリズムの映画を本で読む様な気になるのでは 無いでしょうか? * フィレンツェだより リルケ |
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