美   術

* フィレンツェ               高階秀爾著  中公新書    ¥ 735

* イタリア  美術・人・風土・   三輪福松  朝日新聞社出版 ¥1365
  お勧めの1冊です。陶器彫刻のロッビア等、興味深い話が色々です。


* サンピエトロが立つかぎり     石鍋真澄著 吉川弘文館   ¥2625
* ベルニーニ            石鍋真澄著 吉川弘文館      ¥4053
 
     石鍋氏の作品は読みやすく、又、特に上記の「ベルニーニ」には多くの作品
  の写真が納められて居ます。
  ベルニーニの溜め気が出る様な美しく、繊細な彫刻は、彫刻と言えばミケラ
  ンジェロを想像する方には、また違った魅力を教えて呉れる1冊ではないで
  しょうか。
  個人的には、この1冊を持ってローマの町を彷徨った思い出が懐かしいです。
    一人旅をなる方には、この様な目的を持って旅されるのも又一興でしょう。


* パッラーディオの建築
* パッラーディオ世界の建築家   福田 晴虔 著 鹿島出版社 ¥4725
* ルネッサンスの黄昏パッラーディオ紀行 渡辺真弓

 4回目頃の旅行の直前、日本経済新聞だったと思います。溜息が出る程美しい
 イタリアの館の写真が紹介されてました。
 それが、パッラーディオのvilla Barbarroでした。ヴェネト地方の貴族の別荘で
 個人的に旅行するには不便な場所が多く、まさか其処を見学出来るとは思って
 もみませんでしたが、これまたヴェネトの山に近い方の小さな町、アーゾロへ
 タクシーで行く途中運転手から偶然この館の説明を受けました。
 アーゾロからはまぁ比較的近くで、ホテルから同じタクシーでトンボ帰りして
 館を見学。
 本来なら事前予約が無いと見学できなかったのですが、グループ見学中だった
 のと、運転手の方が係と交渉して内部見学も出来ました。
 このvillaの見学で私はパッラーディオに魅せられていまいました。
 パッラーディオの作品は田舎ばかりではなく、ヴィチェンツァの町中、ヴェネ
 ツィアにもあります。
 各都市を訪れた折りには是非、見学なさる事をお勧めします。


* 世界の映画作家 25     キネマ旬報社
 
  イタリア映画の魅力は今更私が書く事もありませんが、私が持って居るこの
  1冊は大好きなネオリアリズムの監督「ピエトロ・ジェルミ」に関しての1
  冊です。
  ピエトロ・ジェルミ・・・彼を知っている方はもう少ないのでは?
  代表作は若き日のクラウディア・カルディナーレが出演している(ヴィスコ
  ンティの「山猫」に輝くばかりの美しさで出演して居ます)
  「刑事」、ジェルミ自身が出演してる「藁の男」「鉄道員」等があります。
  第2次大戦後の貧しく、厳しい時代のイタリアの庶民生活がしみじみとした
  画面で描かれた頃の映画についての解説本です。

* マニエリズム芸術論      若桑みどり著   筑摩書店  ¥1470 

* 歴史のなかの女たち      高階秀爾著    文春文庫  ¥428



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