表紙
「古代エジプト語
    中エジプト語辞典」

原者
レイモンドO・フォークナー

訳著 
當麻 夏雄

非常に特殊な本の紹介です。
訳著は私の叔父です。
いつ、彼が古代エジプトに興味を持ったのか知りませんでしたが、私も歴史が好きでほんの少しオリエント関係の本を読んだ経験を持ち、またかの有名なツタンカーメンの黄金のマスクが日本で展示された折りには延々と並んで見学した経験があります。ですので、叔父のこの様な素晴らしい本を紹介出来て、とても嬉しく思います。何の知識も無い私は、この辞書によってヒエログリフにも文法が存在する事を知りました。

叔父の前書き・後書きから抜粋してこの本を書くに至った経過を少し紹介します。
「古代エジプト語ヒエログリフのことを知ったのは30数年前、西ドイツで知り合ったエジプト人が話してくれたのが最初である。そしてヒエログリフをやってみようと話したのがきっかけである。「ヒエログリフ入門(吉成薫著)」を見つけて勉強を始めた。日本でもその後数冊のヒエログリフ関係の本が出版された。一方、海外の資料として私が常用した辞書の中心は英語で書かれた語数の多フォークナーの中エジプト語辞典 「A  CONCISE  DICTIONARY   OF  MEDDLE  EGYPTIAN」であった。しかし、外国語であるヒエログリフを別の外国語(英語)を介して理解することに非常な歯がゆさを覚えた。中略
これらを辞書として使っていたが使い勝手が非常に悪い。そこでこれらを使って日本語による辞書を纏められないかと考えた。」


左記の写真ははラモーゼ墓室のレリーフ

中身  
レリーフ  
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